U12 第8回関西スーパーカップ 第49回兵庫県少年サッカー大会 3日目・準決勝・3位決定戦 大木・田代

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■2016年7月18日(祝)
■みきぼうパークひょうご 第2天然芝グラウンド
■20分ハーフ×2試合

【準決勝】
vsFCフレスカ神戸(神戸市代表)
0-1(前半0-0)

【3位決定戦】
vs兵庫FC(東播代表)
6-0(前半2-0)
兵庫県大会第3位で終了。
フェアープレー賞を受賞。

(大木)
この1か月、ずっと続いた公式戦がやっと終わった。毎週のように続く公式戦。本当に長かったと思います。
4月から公式戦は県トップリーグ。フットサル予選、今大会の神戸市予選からずっと勝ち続け28連勝。途中にあったフェスティバルやカップ戦も入れても4月初旬から40連勝以上。ずっと負けてなかった。

そんな中、私たちの周りにある「勝って当然」のような空気。周りからもいつも期待を受け続ける子供たち。その期待に応えようと努力し続ける子供たち。勝っても何か当然と思われ、努力してきたことはそばにいる私にしか理解されない。そして目に見えないプレッシャーが子供たちにはこの間ずっとありました。
そしてバーモントで全国を決めた翌週からさらにお腹一杯の状況。まだまだ未成熟な子供たちの表情はプレッシャーと何か得た満足から生まれる安心感。それでも続く県大会やトップリーグという厳しい公式戦。気温や湿度もさらに追い打ちをかけ、心身ともに疲労困憊の様子が今大会9日からずっとありました。それでも悪いながら最後は踏ん張り勝ってきました。「負けられないプレッシャー」・・いつか負けるだろうという前兆が見え隠れしていたこの2週間。やはり今日はそんな日だったのかもしれません。
子供たちは本当に一生懸命戦っていましたし、私たちも全力で勝利を目指しました。たくさんの応援の方々も来てくれ、後輩たちにはかっこいい先輩の姿を見せてあげったかったけど、残念でした。
しかし、試合にでていない選手たちも一生懸命チームの勝利を目指して頑張る姿や苦しい中歯を食いしばり勝利を目指した上で敗れて涙する姿も私は美しいと感じます。そんな姿も後輩たちは見てほしかったとも思いました。そして保護者皆さんには子供たちの疲労回復に協力いただき、今日も様々な万全のサポートもいただきました。
子供たちにも言いましたが、準決勝に勝っても決勝もおそらく同じ流れだったでしょう。そこで勝ってもずっとこの緊張感は続いていたと思います。そういう意味では今日、負けて足りなかった部分やずっとそばにいる私だから理解できる負けた要因や改善点を今日ははっきり伝えることができました。そして、ここまでそんな中でも得点出来てたり負けなかったので負けたことにより選手たち自身もその言葉をしっかり受け止めてくれたかもしれません。

そこから始めた記念すべきスタート。3位決定戦は私も本当に久しぶりに観たプレッシャーから解き放たれた選手たちの姿でした。
この間全く受け身だった取り組みも、試合中も試合外も・・。
フィジカルの高い相手選手ともしっかり球際を行い。プレーの選択も勇気ある一歩。さっきの試合までこの2週間見えなかった、素直に「勝ちたい!負けたくない!」という姿を本当に久しぶりに見えた試合だったと思います。
今日の負けで得たものは私はものすごく多いと思いますし、得るために今日感じたことを忘れないでほしいと思います。

12期生もいろんな言葉をかけてくれました。彼らが私たちの目指す姿です。
「チーム力」。今年のチームは素直にまだまだ「チーム力」は12期生には及びません。今のままではまだまだ子供たちの目指すところに到達することは難しいのかもしれません。。しかし今日の敗戦で選手・保護者・クラブスタッフ・・・みんなで原点に戻れたかもしれません。
今日、子供たちは確認しました。やはり自分たちの夢を実現したい!
ならば私も全力で取り組んでいきたいと思います。容赦しません。

最後に今日は1年生から5年生まで本当にたくさんの親子の方々がトップチームの公式戦を観てくれました。そして応援してくれました。全力で戦ったけど負けて涙する姿。見事なゴールをたくさんする姿。どちらも今の素のトップチームです。そんな姿から何か感じて明日からのトレーニングへの動機づけになればなと思います。遠くオフ日の中、本当にありがとうございました。
そして12期生・・ありがとう。

(田代)
「失敗とは1つの教訓、好転する第一歩である。」
こんな言葉を今日、負けて涙を流す選手を見ながら思い出しました。
4月からずっとハイテンションのまま突っ走って来たトップチームですが、今日が1つの契機になることは間違いないと思います。
それだけ今日の1試合目の敗戦というものは今後に重要な意味を持つはずです。
ずっと勝ち続けるチームはどこを探してもいません。チームとは生き物であり、良い時もあれば悪い時もあります。
ここ最近をずっと見つめ続けていたわけではありませんが毎週のように行われる公式戦で結果を残し続けるチームにも変化が必要な時が必ず生まれるはずです。今日は奇しくもその日になってしまいましたね。
技術もある、力もある。だけど勝てない。本当に本当に悔しい敗戦でしたがこの経験がさらにこのチームを強くすることは間違いありません。
そんなところで3位決定戦できちんと修正し、結果を残したところは流石でした。次へと向かう大いなる一歩を踏み出せたはずです。
これからのみんなの試合がとても楽しみです。

最後に本日はU12の保護者の皆さまをはじめ、カテゴリーを越えた数多くの選手と保護者の皆さま、本当にご声援ありがとうございました。
サッカーという競技の素晴らしさと難しさを改めて感じることができたと思います。
また各カテゴリーで見て感じたものを形にしていきましょう。

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