U11 第32回兵庫シティライオンズクラブ杯 春季新人戦 3回戦・準々決勝 大木・遠藤・関

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■2016年1月23日(土)
■神戸フットボールパーク岩岡天然芝グラウンド
■20分ハーフ×2試合

【3回戦】
vsヴィッセル神戸
0-0(前半0-0)(PK4-3)

【準々決勝】
vsFCフレスカ
2-0(前半0-0)

ベスト4進出!
2年連続、関西小学生兵庫県大会に神戸市代表として出場権獲得!

準決勝は 1月24日 しあわせの村天然芝グラウンド 10:15キックオフ vs岩岡アミーゴ
勝てば決勝戦は同日同会場にて12:15キックオフ 神の谷SCvs西神中央FC勝者

(大木)
昨夜、明日のヒントは何かないかなあと思いオリンピック代表の試合を観ながら、子供たちのサッカーノートを観てコメントを書いていました。その中に、ある選手のとても嬉しく印象的なコメントがありました。
「土曜日は出れるかどうかはわからない。でもやることは変わらない。声を出してチームの勝利のためにやる。そして予選を突破してうれしさをみんなでわかちあう」
「僕が考えた ’優勝’」
「ゆ・るぎない気持ちで う・しろをむかず し・ょうりを目指して よ・せんを突破して う・れしさをみんなでわかちあう」
「センアーノ神戸U11 13期生 みんなで優勝する」
今日はU12 そしてU11の仲間たちが自由参加の中でしたが、たくさんの選手保護者皆さんが応援に来てくれました。本当にありがとうございました。

さて、試合は本当に難しい2試合でした。3回戦終了の瞬間、子供たちは抱き合ってうれし涙を流していました。負けて悔し涙はたくさん見てきました。しかし勝ってのうれし涙。ここまでの思いや努力、そして緊張。10歳11歳の子供たちが苦しんで苦しんで得た喜びをみんなでわかちあえた瞬間だったのかもしれません。

抽選結果が決まった瞬間、この組み合わせはないやろ!というのが正直な感想。その日から、今日という日を想定して入念な準備を進めてきました。しかし、それは相手も同じ。想定していたこともあれば予想外のことも。そんな様々な要素が絡み合う中でしたので本当に難しい試合でした。
ただ、そのような中でしたが、すごく良かったことは2つ。
1つは子供たちが様々な状況の中、私よりしっかり考えていたことでした。ハーフタイムでの修正も相手分析も自分たちで考えがありました。
そしてもう1つは、スタッフ3人がチームワークよくそれぞれの役割をしっかりこなしてくれたことでした。多くは書きませんがあらためてスタッフ2人には感謝したいです。

県大会でも間違いなく上位に進出すべきチームとの2戦を終えました。この2チームの分まで私たちは十分に準備し戦う必要があると思っています。

明日もしっかり準備し全力でのぞみたいと思います。

(遠藤)
まず、2年連続で関西小学生兵庫県大会に神戸市代表として出場権獲得出来た事、本当に嬉しく思います。
出場した選手はもちろん、投票で選ばれたメンバー、応援に駆けつけてくれたU12、U11、そしてジュニアユースの選手一人一人、そしていつも温かい声援とサポートを下さっている保護者の方々、そして監督をはじめスタッフ一同。
「センアーノ」というチーム力で勝利した素晴らしい試合だったと思います。

キャプテンは円陣の中で常に仲間のそして共に闘った良きライバルたちの想いを大事にし、誇りを強く持てる言葉を口にしていました。
信じるビジョンに向かって自信と誇りを胸に明日も素晴らしい試合にしていこう!!

(関)
本当にタフで厳しい2試合でした。
一瞬の気の緩みも許されない激戦。ヴィッセル戦は相手の連続したハイプレッシャーもあり、頭も身体もかなりの疲労を選手たちは感じたはずです。その上でのPK戦です。全員の気持ちを乗せてねじ込んだシュート、シュートストップ、やってくれました。あの崖っぷちな状況を跳ね返しますか。そりゃあ涙も溢れ出るよね。よく頑張った!本当に本当に素晴らしいです。私も嬉しすぎて監督と気づけば抱き合って喜んでたよ(笑)
私自身、今回選手たちのメンタルサポートとフィジカルサポートをさせていただき、あえて客観的な目線と選手たちの目線を一番大事にして試合と選手たち全員の考えていることやそれぞれの気持ちを考えて苦しい場面で出来るだけ選手たちの笑顔を引き出せるように寄り添って、気持ちの拠り所になれるようにと意識していました。そんな意識で見ていた私自身のヴィッセル戦の見解として、試合に向かうまでの選手たちのルーティン、ネット裏で戦ってくれたサポーター、ベンチで戦っていた選手たちの勝ちたいと願いサポートしている姿、全て良い感じに噛み合っていました。それに応えるように出場選手たちの気持ち全開の戦う姿勢を見て、「これは負けへんやろ。」と感覚的に正直なところ思ってました。それに強がりは一切無く、悪いイメージが湧かなかったですしこれで負けたら仕方ないと思えるような入念な準備と想定をしていた監督を中心とした、ベンチワークにも手応えを感じながら見ていました。まさに総力戦。この1年間で様々なメンバーの入れ替わりや遠征など厳しい経験を積んだ選手たちには勝負根性も備わり、大きな成長がありました。

次のフレスカ戦も大変難しいゲームが予想されている中、あれだけの激戦をした後に試合に臨む選手たちの心理として、最後までバテずに持つのかなと正直思っていました。ですので、合間の時間もクールダウンも入念に、選手たちは覚えてるか知らないですが、私はやりたくもないようなギャグも披露して(若干スベりました)、少しでも癒しを選手たちに提供しようと思っていました。
そしてフレスカ戦。本当に切り替えが上手な選手たちだなと感じました。想定とのイレギュラーにも監督の指示にも上手く順応して、しっかりブロックしつつポゼッションをしながら自分たちのサッカーを展開出来ていたと思います。何度か自分たちで招いたピンチも上手く立ち回れていました。その守備陣の奮起に応えるように中盤から前の選手もハードワークも怠らずに戦えていました。試合を決めるゴールをしたS君、あの瞬間、私には小さなヒーローに見えましたよ。シビれたぜ!ここも難しいゲームになりましたが、よく勝ち切ったと思います。この試合も素晴らしかったです。

この2試合、本当に心を動かすプレーをしてくれた選手たちには、まだまだ課題と伸びしろがたくさんあります。出場した選手だって油断していると、いつ入れ替わりがあるかも分かりませんし、満足出来るプレーが出来なかった選手、あまり出場出来なかった選手、ベンチに入れなかった選手、それぞれにチャンスの扉は常に開かれています。その扉を通ってチャンスを掴めるかどうかは自分の覚悟次第だと思います。これからも選手間での良い競争とアピールを期待しています。
長くなりましたが最後に、今だから言いますが、フレスカ戦の前にゲーム盤を持ってきたのは私です。アップ場に置きっぱなしで忘れていましたよ。もちろんそんなことを私から選手たちに、試合前はもちろんのこと、ここに書くまで言いませんでした。なぜなら人間誰だってうっかりミスはありますから。しかしそういった隙や小さなミスに気付けず積み重なったとき、もしかしたら大きなミスに変わっているかもしれませんよ… 。

とにかく、県大会出場決定おめでとう!そして保護者の皆様はじめセンアーノファミリー、熱い応援とサポートを本当にありがとうございました!!心から感謝してます。