U15 高円宮杯兵庫県大会決勝 岡山・小菊・岡本

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■2015年10月12日(月)
■播磨光都人工芝グラウンド
■35分ハーフ
vsサルパFC
1-0(前半0-0)

■センアーノ神戸ユースがジュビロ磐田ユースを倒した興奮が冷めやらぬまま、緊張感で満たされる公式戦を3日連続3連発の3試合目、その舞台は兵庫県大会決勝でした。沢山の保護者や関係者にもご来場いただき、お隣のコートでサッカー大会に参加していたちびっ子達も観に来てくれている中で、さすがにこの連戦、疲労で判断力も鈍り、リスク回避の判断が多く、お互いにロングボールでボカボカ蹴り合う傾向の内容になってしまったのは、ちょっと悔しい部分です。試合の結果は嬉しい優勝で、皆でワイワイ喜び、記念撮影を楽しめたことは良かったです!ただ名目だけで「兵庫県大会チャンピオン」と言われるのは、違和感を感じます。サンライズ在籍チームとトップリーグの結果により先立って関西出場を決めているチームがある中での優勝だからです。これは公式戦の県大会優勝タイトルをいただいた中で、贅沢なことかもしれませんが、やはり既に関西で待ち受けるチームにも勝ちたい思いがあるのが正直な所です。でも、これは矛盾したことを言う様なのですが、トップリーグの初戦が始まる段階で選手達には「上位に入って自動で関西出場を決めておかないと、高円宮杯では大変なことになるよ!」と戒めて来たのですが、実際にはその「大変なこと」を乗り越えて、関西大会に出場出来ることは、素直に光栄だとも感じています。県大会開幕の初戦開始15分間のド緊張で完全に機能停止した所から、今日の最後まで困難の連続でした。県大会の4試合の全てで相手に思いっ切り追い込まれる時間帯を作り、それらを大声を張り上げて、足を動かして何とか跳ね返して、跳ね返して、やっと辿り着いた優勝です。高円宮杯が他の大会と大きく違うのは、試合前も試合中も「君がここでこれをしくじったら引退だよ」とサッカーの神様が耳元で常に囁き続けることで、その中で試合をすることはとてつもない重圧です。これは関西の出場権を一発で獲得出来なかったチームが先を行くチームと同じ舞台に立つ資格と実力を得るために課せられる「大変なこと」なのでしょう。その試練を潜り抜け、選手達は確かに逞しく成長出来たと思います。いよいよ関西の強豪と同じステージに立ちます。より腕を磨いて、溌剌と戦いたいと思います。また大会期間中も沢山の選手が出場しましたが、それでも出場時間が短かったり、試合に出られなかった選手もいます。きっと悔しくて居たたまれなかったと思いますが、それをグッと堪えて、チームの為に動き続け、ムードを高め、声を出し、写真やビデオを撮り、ユニフォームをたたみ、共にアップを盛り上げ、準備してくれた選手達がいます。彼等はほんまに良い奴等なんです!今回の勝利は彼等のモノ。こんな支えがなくっちゃ、県トレすらいないチームが兵庫県大会で優勝なんか出来るはずがないと思いませんか?褒め称えられるべきは、本当はこの子達です。出場しない選手がなかなか評価されない酷な競争の世界ですが、我々の戦いにおいては試合に出られなかった選手の頑張りがチームを勝たせました。これが何より立派なもので、本当の勝因でした。センアーノ神戸ジュニアユース13期生の皆、優勝おめでとう!

本日対戦いただきましたサルパFCの皆様、そして今大会期間中、常に大勢で熱い応援をして下さった保護者の皆様、高校受験が待ち受ける中、もうしばらく選手達に夢を追い掛ける時間を与えていただけたらと思います!本当にありがとうございました!引き続き、燃える様な応援を宜しくお願い致します!