U11 フォルツァ松本菅平フェスティバル 2日目 大木・稲葉

Categories: HOT NEWS(U-12)

■2015年7月5日(日)
■長野県上田市菅平高原人工芝グラウンド
■12分ハーフ×7試合

vsレジスタFC(埼玉県)
1-1

vsSCH・FC(神奈川県)
3-0

vsALAD’ORO(埼玉県)
1-0

vsエクセレントフィート(埼玉県)
1-2

vs長岡JYFC(新潟県)
2-2

vsネオスFC(埼玉県)
1-1

vsフォルツァ松本(長野県)
3-1

(大木)
U12バーモントフットサル県大会本当に惜しかったです。12期生選手・保護者が一丸となった準備をしていただきました。あと一歩と結果は残念でしたが、全力で取り組めた今大会は人生で忘れることのない瞬間になったんだと思います。お疲れ様でした。

さて13期生はクラブとしても初めて実施した遠征を2日間堪能できました。
関東を中心に強豪クラブばかりが参加するフェスティバル。昨日の最後の試合は夕方18:00キックオフ。今朝の最初の試合は7:50キックオフ。各地域の素晴らしいものをおかわりまでさせていただきお腹一杯になるまでとことん試合させていただきました。

特に2012年にダノンネーションズカップ世界大会準優勝、昨年も全日本少年サッカー大会ベスト4という全国トップレベルのレジスタさんは関東の指導者方々から噂は聞いていました。バルセロナ相手にフルピッチ11人制で誰も余らせないマンツーマンを採用しバルサ指導者にも衝撃を与えたという話も聞いていました。そんなチームとの試合を目の当たりにして私たちは素直に衝撃しかありませんでした。ものすごいハイプレス、戦う姿勢・雰囲気、そして各選手のスピードは私も少年指導を20年以上していますが、こんなチームは見たことがありません。正直、小学生がここまでできるんだという感想です。
しかし、私のもう一つの想定外はセンアーノ選手たちも私の予想をはるかに上回る頑張りをピッチで表現できたことです。相手に持っている力を引き出してもらったのかもしれません。素直に昨日の試合も今日の試合も「サッカーという正しいルールのもと行われている、観ていて心の動くけんか」という表現が私たちの感想です。相手監督さんからも称賛いただきました。本当に素晴らしい試合をさせていただきました。

また、それ以外の試合もサッカーの醍醐味。ボール扱い・創造性・かけひき・戦い・スピード・・・どれをとっても高いレベルのチームばかり。
選手たちが自分たちの力をしっかり発表でき、純粋なフットボールができる相手環境ばかりでした。どのチームもボールを大切にしっかりコンセプトを持ち、フェスティバルという何もかかっていない試合でもしっかりプライドを持って良い意味で勝敗にこだわれるそんな試合ばかりでした。

そんな2日間はあっという間に終わってしまいました。雨も心配しましたがほとんど降ることはありませんでした。少し霧に邪魔された試合はありましたが、途中「バスに戻ろう!」と寒いぐらいの気温で試合を行えました。

そしてそんな2日間で1つ言えることは13期生は間違いなく全国のチームに「センアーノ神戸」というチームを発信することが出来たということです。常に自分たちで考え・行動する姿、試合でのパフォーマンスもいくつかのコーチたちから評価をいただきました。多くの場面で自立もできました。
一番の目的であった同学年の「すごい選手・すごいチーム」も目の当たりにできました。自分たちの今後の目標もできましたね。
本当に有意義な遠征になりました。

最後にそんな遠征に快く送り出していただいた保護者皆さんに感謝いたします。子供たちはチーム一丸となってサッカーもサッカー以外も仲良く協力しとっても良い雰囲気で遠征を進めていました。私たちスタッフは本当にほとんど何もせずに子供たちだけで取り組めた2日間でした。

(稲葉)
二日間お疲れ様。
ほんとに楽しく二日間を過ごさせていただきました。普段出来ないチームとのトレマで、相手チームはハイレベルなチームばかり。
その中でも闘っている選手達を間近で見ることができて良かったです。
さて、そんな常に見てて楽しい試合ばかりでしたが、一番感動したシーンがあります。
それは、なんといっても一日目のレジスタ戦。
全国トップレベルのチームとの試合。
展開は上手くいって先制した。そこから均衡した時間がずっと続きました。12分という時間が長く感じた程です。
ですが、相手も黙っていません。一瞬をつかれて失点してしまいました。
その瞬間。私は指導者としてこの13期生に勉強させられ、また感動をした事がありました。
全国トップレベルに対して先制をして、嫌な時間が続き、そんな中で玉際の勝負で一瞬の躊躇をつかれてそこから失点。
私も指導者をしてますし、サッカーもずっとやってきました。そんな時多くはこのままズルズルと崩れてメンタル的にもしんどいやろな。と正直思いましたが13期生は違いました。
その躊躇した選手が素直に自分のミスを認めて「ごめん!」と仲間に言える強さがありました。また、ごめんといってからすぐに大声を張り上げて「一点取りに行くぞ!」といってました。ただ、勝ちたい!チームを勝たせたい。そんな姿を見せられましたした。また、その選手につられるかのようにピッチ内の選手もピッチ外の選手も大声を張り上げて闘い、それに対してレジスタも大声を張り上げて勝ちにくる。
ほんとに真剣勝負の喧嘩を見ました。
これが全国レベル。
いい試合を見せてもらいました。

「チームを勝たせる選手。」
そんな事を大木監督は求めてましたね。
自分の評価ではなく、純粋にチームを勝たせたい選手。
あの瞬間レジスタに2-1で勝ってる状況の時に、自分の評価を考えた選手がいるでしょうか。いなかったと思います。
皆が純粋に勝ちたいと思ったはず。
あれを常にというのは難しいとは思いますが、純粋に勝ちたい!という気持ちでサッカーしていくことは大事かもしれませんね。

最後に話が変わりますが、今日の朝なでしこが2ー5でアメリカに破れてしまいましたね。
終わった後のインタビューでキャプテンの宮間選手がこんなことを言ってました。
試合が終わりましたがどう感じていますか?
こんな質問に対して。
「チームを勝たせる事が出来なかったのが一番残念です。」
また、この四年間で積み重ねて来たものはどんなものですか?という質問に対して。
「最高の仲間に出会って、一緒にサッカーが出来たことです。」

ジュニアだろうが日本代表だろうが、選手であるかぎり、サッカーをやっている以上同じであるということを改めて感じた宮間選手の一言でした。
チームの為に!仲間と一緒に!
また指導者としても、サッカーのあれやこれやを教える事も大事だがこの本質あってこそだと感じた日本代表宮間選手の一言であり、菅平遠征二日間で感じた部分でした。

image
image
image
image
image