U10・U9 YF NARATESORO トレーニングマッチ 大木・田代

Categories: HOT NEWS(U-12)

■2015年5月9日(土)
■奈良県奈良市 YANAGI FIELD(人工芝G)
■20分1本×10試合

vsYF NARATESORO・U10A(奈良県)
3-5、0-2、0-3
0-1、0-2

vsYF NARATESORO・U10B(奈良県)
0-2、1-3、1-3
1-3、2-3

(大木)
雨が心配された天候でしたが、全く問題なく試合ができたことは本当に良かったです。しかし、私の頭の中は土砂降りの大雨洪水警報でした。
東地区前期リーグで大量得点し勝っている選手たち・・・。しかし、自分たちが関西レベルのどの位置にいるのかを痛感したはずです。それは技術やスピードではなく「サッカーの質」です。そして私が今日の試合で最も危機感を感じた相手との差はサッカーの習熟度ではなく「考えること」の乏しさです。明らかに相手選手たちは自立し、試合を構築しているにも関わらず私たちはノーアイデアで応用力が足りませんでした。「考えること」ができ自立した選手たちが行うサッカーはやはり高い質の試合だったと思います。
特にU10はサッカーの原理原則から入らなければなりません。「マーク原則」「チャレンジの優先順位」「攻撃の目的」「パスの優先順位・コミュニケーション」「身体の向き」「サポートの距離・角度・タイミング」・・・。やらねければならないことが山積です。
今日はベンチワークや指示で試合を修正も少しは可能でした。しかし、選手たちに現状の立ち位置を理解し、次への課題を理解し進めるようあえて初戦以外は私の知恵や動機づけは与えませんでした。結局こてんぱんでしたが、この現状や実力を知ることが勇気ある一歩となってほしいと願います。2年後には自力で追いつけるように私もサポートします。
U9も自分たちがまだまだだということが理解できたはずです。ただ、少し良かったのは先日のコパセンアーノから少しずつ「考える」習慣がついてきました。そしてサッカーを理解しようとする姿がたくさん見えました。今日は相手のオフザボールの質の高さに翻弄されましたが、途中から原則を伝え、やろうとする姿や考える姿があったことも良かったと思います。
大切なことは大人からの指示や叱られではなく、自らが学び考えようとすることです。少しずつそんな姿が見えてきたことがとっても良かったです。
そして今日はみんなで試合前にミーティングをしましたね。失敗は誰でもあるよ!大切なことは今日みんなが素直に純粋に感じた「優しい心」だよ。忘れないでね。

(田代)
心配された雨が本降りになることもなく試合を終えることができましたが、今日は多くのことを学べた日だと思っています。
到着した早々相手チームは指導者がいなくても会場を設営し、自らでW-upを行い、またその雰囲気もセンアーノと比べてみるとだいぶ差があったように感じました。バスから降りて「何をすればいいの?」と戸惑っていたセンアーノの選手たちとはもうすでに違いがはっきりしていましたね。
試合が始まってみても違いが明らかでした。お互いの要求は高く、またボールの引き出し方にも一工夫のある相手に対してセンアーノはドリブル一辺倒。確かにドリブルも有効な突破手段の一つですが今日の相手には全くと言っていいほど通用しませんでした。
そこから何とかしようともがいていいる姿は何度となく試合中に見られましたが、完全に改善することはできなかったようですね。ですがただ相手に通用しなかったから駄目だ!というわけではなく、じゃあ次は何をすればいいだろう、と思考を切り替えたり、こうしてみた方がいいのではないかと見方を変えることができたらよかったですね。目の前にいる相手チームのお手本のような動き方などから学ぶことはたくさんあったはずです。ヒントもたくさんありました。ここで何を感じ、行動に移すかで他の選手や他のチームとの違いを生み出すことができるはずです。
U10も今日は個人、チームで学び考えることが多かったはずです。この経験はなかなかできないですよ。この経験をものにするかどうかは選手次第です。今度当たるときには逆に相手が学ぶようなサッカーができるようにやっていきましょう。

1431158309830