U11 第31回神戸兵庫シティライオンズ杯春季新人戦 1・2回戦 大木・野口

Categories: HOT NEWS(U-12)

■2015年1月18日(日)
■フットボールパーク岩岡 土グラウンド
■20分ハーフ×2試合

【1回戦】
vsだいちSC
6-1(前半2-0)

【2回戦】
vs霞ヶ丘SC
3-0(前半1-0)

ベスト16進出

(大木)
20年前の昨日、阪神淡路大震災が発生ました。当時、小谷コーチが4年生。今と同じように前々日の日曜日には新人戦の1・2回戦が行われました。当然、その後の新人戦は中止。小谷コーチの同級生は家を失い、私は仕事の合間を見つけては選手たちの家を一軒ずつまわりました。2月中旬に集まれる選手だけ三木協同学苑まで連れていき久しぶりにサッカーをし、子供たちを大きなお風呂に入れ、NHKの取材も来て、その時の子供たちの無邪気に喜ぶ笑顔を見て涙したことは今でも忘れられません。チーム活動が再開できたのはおそらく4月以降だったような記憶です。
朝、そんな話を選手たちにミーティングで話ました。子供たちは真剣に話を聞いてくれて、キャプテンは「俺たちはサッカーができることに感謝して、そして仲間から選ばれてここにいれる。いろんなことに感謝して新人戦を楽しもう!」と言ってくれました。

さて、試合ですが例年の新人戦は霜などのピッチ状態、そして何より風との戦いになります。しかし、今年は朝からセンアーノのお父さん2人を含めたくさんの方がグラウンド整備いただき、風もほぼ無風状態の良いコンディションで試合ができました。お手伝いいただいた保護者皆さんに感謝いたします。
まだまだ、修正点はありますが、チームがスタートしてから進化しているのが明らかに見えます。今年のチームは私は勝手に「レインボーチーム」と名付けています。ベンチ入り16人の選手の力差は大きくなく、状況によって違う色を出せるチームです。つかみどころがなく、まだまだ成長進化できるチームだと思います。
ここからチームや個人が伸びるためにも大切にしていきたいことはメンタリティーです。恐れず、勇気をもって、逃げずに立ち向かえる、そんなメンタリティーを持った人たちがいたからこそ、今の神戸の復興があります。そして、その神戸を引き継ぐ子供たちを公式戦という様々な経験ができる場を通じて育成できればとも思います。