U13 ルーキーリーグ1部 岡山・沖中

Categories: HOT NEWS(U-15)

■播磨光都人工芝グラウンド
■ルーキーリーグ 30分ハーフ
vs兵庫FC
5-2(前半2-0)

■トレーニングマッチ 25分×2本
vs兵庫FC
2-1、1-1

■今日でセンアーノ神戸ユース第5期生は引退となってしまいました。本当に、本当に残念で仕方ありません。全国大会に行くという彼等の夢に力添えを出来無かったことには悔しさを越えて、自分自身の不甲斐なさに腹が立つ思いです。彼等ユース5期生は、ユース入団の際に先輩が1人だけ、たった1人の先輩しかいないチームに、試合が出来る人数が揃うかさえも分からない状況で、入団を決意してくれた勇気ある選手達の集まりです。まだ1年生でもチームの看板は「全国ベスト16に入ったチーム」という重いもので、人数の少なさ故の施設面やバス移動などの環境面での不便など、高校1年生になったばかりの彼等には本来であれば背負わなくてもよい負担が間違い無く存在していました。練習試合やカップ戦でも人員不足、ましてキーパーがおらず、怪我気味の選手に立って貰ったり、中学生、それも2生生を連れて行ったこともありました。こういったエピソードに事欠かない、ドラマを携えた世代です。それでもそんなあらゆる苦難にも投げやりになったり、自己憐憫したりはしない情熱を持った世代でした。相手が3年生、こちらは1年生、そこで負けた試合でも、本気で悔しがるサッカー小僧達でした。だからこそ、全国大会出場を本気で夢見させる世代でした。そうして訪れた最後の局面、先週と今日に下された結果は余りにも残酷です。ただ、あくまでも、それは試合の勝敗の結果だけの話です。試合結果以外に目を向ければ、熟成された3年時には対戦チームから華麗なスタイルを称賛されたり、超有名チームとも互角で渡り合ったり、そして人間の強さや温かみに溢れた素晴らしい人間の集まりでした。彼等の乗り越えて来た壁を鑑みれば、人間として彼等はどこに出しても胸を張れる勝者です。そして彼等は偉大なモノをこのセンアーノ神戸に残してくれました。それは、誇りと意地です。苦難が予想される状況でも勇気を持って挑む誇りと、もう負けてたまるかという意地です。今日の彼等の敗戦で、またひとつセンアーノ神戸は負けられない理由を加えたチームになりました。また明日からチームは逆襲の旅路を歩んで行きたいと思います。センアーノ神戸ユース第5期生のみんな、また常にサポートいただきました保護者の皆様、素晴らしい歴史と感動をありがとうございました。今後もセンアーノ神戸と共に頑張って行きましょう!

そして、その血脈を受け継ぐU13世代ですが、ユースの応援に精を出した後、少し長い移動を経て、素晴らしいグラウンドで試合をさせていただきました。その内容は出色の出来栄えでした。ウォーミングアップから集中し、取り組みが良く、試合も声からドリブルから何から前半はほぼ完璧。上手く行っていることが彼等自身で感じている様子で、好調なムードはハーフタイムまで継続し、選手達が自然と自らで話し合い、スタッフは口出しする余地すらありませんでした。自主性と活気のある素晴らしい活動そのものでした。そして後半も流れをそのままに、失点はありましたが、勢いは止まりませんでした。ただ問題は最後です。最後の最後、終了の笛の間際に最後の失点でした。これは非常に大きな失点です。反省や修正が大いにあります。後半は特にメンバーの交代が目まぐるしく、ポジションのズレなどもあったかとは思いますが、言い訳にはなりません。まだまだ甘かったと素直に受け入れるしかありません。ただ、ほとんどが素晴らしい内容で「今日は何故こんなに良いんかな。やっぱりユースの影響かな。」という選手達の言葉は、こうやって良い土壌というものは育まれて行くものか、と感慨深いものでした。ユースの選手達はまだまだ遥か先の姿ですが、それでもいつか追い付き、追い越す姿です。まずはひたすらに追い駆けて行きましょう。

本日対戦いただきました兵庫FCの皆様、急なトレーニングマッチまでしていただきました。また遠方で、寒い気温でしたが、沢山の保護者の方に応援いただきました。また宜しくお願い致します。ありがとうございました。