岩岡(木)スーパースクール 卒業おめでとう!

Categories: ブログ

こんにちは。センアーノ神戸スクールの岡山です。今日で木曜日のスクールは今年度最後。

6年生は卒業ですね!

もちろん今日までこの岩岡(木)スクールに在籍する6年生は沢山いるのですが、
今では、皆が同会場で同時刻開催のジュニアユースの練習にスクール生として参加しています。

ですので、このスクールで実際に最後まで活動してくれた選手は、今年度は、たった一人です。
その一人と言うのが、これがまた、遠方の淡路から来ていただいている「女の子」でした。

初めて彼女がグラウンドに来たのは、2年前の春、私がこのスクールを担当して、2回目のスクールです。

お母さんと手を繋いで決意の眼差しを持って来た姿、今でも鮮明に覚えています。

まずは体験の申込みのお電話をいただいて「え?女の子!?」「しかも、淡路から!?どうやって通うの?」が、私の正直な感想。
私にとって女の子のスクール生は初めてではありませんでしたが「技術クラスでは初めてやし・・・大丈夫かな?」と不安。
また送迎に関しても育成チームには淡路から来ている選手もいますが、来るとなっても送迎バスの中は中学生と高校生の男の子だけ!
「そんな汗臭いバスに、小学5年生の女の子1人で・・・?」という、こちらがドギマギな状態。いや、ホント。

体験に参加いただいて、サッカーはキレキレで問題無し(実は女子の兵庫県トレセンなのです!)
スクールも楽しかったという感想。「・・・でもバスがなぁ・・・。」と、私の残る唯一の不安。

その日、入会の説明は諸々させていただいて、バスの中のことも話して、終了。

そして、後日、送られて来る入会申込書・・・。そここには「送迎バス乗ります」の文字。
改めて、不安になってお母さんに電話で真偽を確認した所「大丈夫です。行かせます」の力強い一言。

そこから彼女は淡路から年上の男だらけのバスに乗っかって、少女たった1人でスクールに通ってくれました。
(後に、彼女の弟も加わるのですが・・・笑)

初めて彼女がバスに乗る日が不安で、送迎の担当コーチに「小さな女の子が乗って来るまで、絶対、出発しないで下さいよ!」と念を押し、
「乗って来たよ!」の返信があるまで、ハラハラドキドキしてました。いや、女の子なんで、ちょっと変に気を使ってしまって(笑)

・・・それからも、やっぱり相手は小さな女の子なんで、ドキドキすることが多くて(笑)向こうは何でも平気でしたが(爆笑)

また、とある日、彼女は普段、21時就寝すると聞きまして。
「いや、スクールある日は実際、その時間の就寝は不可能やろ?どうしてるん?」と聞くと、
『センアーノのスクールある日は、23時に寝てる』と。・・・言葉を失う、私。

幼少期、お笑いコンビの「とんねるず」が大好きで、とんねるずの番組がある日だけは、特別に寝る時間が遅かった、私。
このことは、私にとっては、ちょっと大人になった様な気分の味わえた、特別な時間でした。
彼女にとっては、その「とんねるず」に値するものが、「私のスクール」ということですから。
「時間のかかる、遠方から」「就寝が遅くなっても」「独りで(男臭い)バスに乗って」「小さな女の子」が、「僕のスクール」に来てくれている
そう考えると・・・責任重大でした。

でも、そのおかげで、いつだって、準備して、期待に応えようと、このスクールを行うことが出来た様に思います!

2年間、いろんな思い出があるのですが、いつもこちらがドキドキしっぱなっし(笑)向こうは平気の状態!(笑)
もちろん人知れぬ苦労や我慢を強いられたでしょうが、頑張って2年間、通い続けてくれました!!!

ところが、本日、最後のスクールで、事件。景品とスクールのラストゲームを賭けた大一番で大白熱の大接戦。
結果、ギリギリで負けちゃった彼女とそのチーム。悔し過ぎて、終わった後もブツブツブツブツ、文句を言い続けてます(苦笑)

「君からそんな言葉は聞きたくない!!」とばかりに、彼女を捕まえて大説教する、私。

いやぁ、最後ですからね。穏便に「元気でねぇ~!」なんて名残惜しくお別れしたかったのですが・・・。

こっちは大説教、向こうは大粒の涙。・・・泣かせてごめんね!
でも、これも私の仕事なのです。選手の成長を助けることが。
それでも、しょげて帰る彼女の姿を見て、ちょっと申し訳なかったな、と思ったりなんかして。
・・・最後だったのにねぇ(嘆)

これだから女の子にはモテません、私、岡山です!(苦笑)

でも、彼女は中学ではクラブチームに入って、バリバリ活動する予定です。
それを楽しみにして、思いっきりコーチ馬鹿として、大応援していきたいと思います!

そして、彼女だけではありません。
今日まで通ってくれた全ての6年生のスクール生、ありがとう!

君達はどこへ行こうとも、センアーノ神戸スクールの、我々の教え子です。

これからも笑顔一杯で、中学生生活に臨んで下さい!

今日まで、本当にありがとうございました!

またスクールに参加いただく決断をしていただき、最後までサポートいただいた保護者の皆様にも、感謝です。
またご縁ありましたら宜しくお願い致します!

ありがとうございました!

P1070112